光毒性について
エッセンシャルオイルを使う上で気を付けるべきいくつかの点の中の1つ、『光毒性』。
光毒性とは、光感作物質を肌につけた状態で日光に当たることで、「色素沈着(シミ)」や「炎症」などの皮膚トラブルが起こる可能性があること。エッセンシャルオイルに含まれるフロクマリンという成分の中の、特にベルガプテンという成分が紫外線に反応することがその理由。
柑橘系のエッセンシャルオイルは基本的に光毒性があると認識すれば安全だが、
その中でも特にベルガモットに多くベルガプテンが含まれているよう。ライム、レモン、グレープフルーツも光毒性があるオイルとして知られている。
一方、オレンジやユズ、マンダリンはベルガプテン含むフロクマリン類の含有量が少ない or ほとんど含まれていないため、光毒性の心配はないとされている。
該当するシングルオイルはもちろんのこと、ブレンドオイル(ロールオン製品含む)を使用する際には、その中に柑橘系オイル(特にベルガモット、ライム、レモン、グレープフルーツ)が含まれているかを確認し、含まれている場合には、塗布した場所が12時間以上、直接紫外線に当たらないよう注意しましょう。
◆まとめ◆
・光毒性とは、主に柑橘系オイルに含まれるベルガプテンが紫外線に当たることによって化学反応を起こし、皮膚が炎症やシミを引き起こす可能性があること。
・特にベルガモット、ライム、レモン、グレープフルーツの光毒性に注意が必要。
・光毒性のあるオイルを皮膚に塗布またはマッサージした後は12時間程度は塗布した部分が直接紫外線に当たらないように注意する。
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